ちらし寿司を作るとき、「いつから準備すればいい?」「具は酢飯にいつ混ぜるの?」と迷うことはありませんか。
せっかくなら、酢飯はべたつかず、具材の色や食感もきれいに楽しめるように仕上げたいですよね。
ちらし寿司は、食べる2〜3時間前を目安に酢飯を作り始めると、味がなじみやすく、準備にもゆとりが生まれます。
ただし、煮物の具・錦糸卵・刺身・海苔などは、すべて同じタイミングで加えないことが大切です。
この記事では、前日に済ませられる準備から、酢飯に混ぜる具や上に飾る具を入れるタイミング、完成後の扱い方まで、わかりやすく解説します。
お祝いの日や家族で楽しむ食卓に向けて、慌てず華やかなちらし寿司を作るための流れをチェックしてみてください。
この記事でわかること
- ちらし寿司を作り始めるおすすめの時間
- 前日に準備しやすい煮物や飾り具材
- 酢飯に混ぜる具と、食べる直前にのせる具のタイミング
- 完成したちらし寿司をできるだけおいしく楽しむための保管のポイント
ちらし寿司は食べる2〜3時間前に作り、具は種類ごとに入れるタイミングを変える

ちらし寿司は、食べる2〜3時間前を目安に酢飯を作り始めると、味がなじみつつ食感も楽しみやすくなります。
ただし、すべての具を同じタイミングで入れるのではなく、煮物の具は酢飯が冷めてから混ぜ、刺身や海苔などは食べる直前にのせるのがおすすめです。
準備の時間を逆算しておくと、慌てずきれいに仕上げやすくなります。
| 具の種類 | 加える目安 | 意識したいこと |
|---|---|---|
| しいたけ・かんぴょう・にんじんなどの煮物 | 酢飯が冷めてから | 煮汁と水気をよく切る |
| 錦糸卵・ゆでえび・絹さやなど | 盛り付ける少し前〜直前 | 形をくずさず彩りよくのせる |
| 刺身・いくらなど | 食べる直前 | 長時間室温に置かない |
| 刻み海苔 | 食べる直前 | 湿気る前に散らす |
前日に完成させず当日に酢飯を作る
ちらし寿司を前日にすべて完成させると、酢飯がかたくなったり、上にのせた具から水分が出たりして、食べる頃の印象が変わりやすくなります。
とくに、ふんわりした酢飯の食感や、具材ごとの色合いを大切にしたいときは、完成は当日にするのが安心です。
食べる時間が決まっているなら、2〜3時間前に酢飯を作り、粗熱を取る時間と盛り付ける時間を見込んでおくとよいでしょう。
たとえば18時に食べる予定なら、15〜16時頃から作り始めると、落ち着いて準備しやすくなります。
早めに作りすぎるよりも、食卓に出す時刻から逆算して、最後の仕上げを近づけるのがきれいに見せるコツです。
- 食べる2〜3時間前:酢飯を作り、混ぜ込み用の具を合わせる
- 食べる30分前頃:器や重箱に酢飯を広げ、飾り具材を準備する
- 食べる直前:刺身、いくら、海苔などをのせて仕上げる
時間が限られている日は、当日に作る工程を「酢飯を作る」「具を混ぜる」「飾る」に分けて考えると、段取りが見えやすくなります。
なお、食べる人の予定が前後しそうなときは、刺身や海苔だけを最後にのせられる状態にしておくと調整しやすいです。
煮物の具は冷ましてから混ぜ、刺身や海苔は食べる直前にのせる
混ぜ込む具は、温かいまま酢飯に加えず、しっかり冷ましてから使うのが基本です。
温度の高い具を混ぜると酢飯がべたつきやすく、具の色や風味もなじみすぎてしまうことがあります。
しいたけ、かんぴょう、れんこん、にんじんなどの煮物は、煮汁を軽く切ってから冷ますと、酢飯の水っぽさを抑えやすくなります。
具を混ぜる際は、酢飯を練るように混ぜず、切るようにさっくり合わせると粒感を残しやすいです。
一方で、刺身、いくら、海苔は時間がたつと見た目や食感が変わりやすいため、食卓へ出す直前に飾るのが向いています。
刺身は酢飯の上にのせたまま長く置かず、食べる分を中心に盛り付けると扱いやすいでしょう。
海苔は早くのせると湿気を含みやすいため、最後にふわっと散らすだけで香りと見た目が引き立ちます。
- 早めに混ぜてよい具:冷ましたしいたけ、かんぴょう、にんじん、れんこんなど
- 盛り付け前にのせたい具:錦糸卵、えび、絹さや、紅しょうがなど
- 直前にのせたい具:刺身、いくら、刻み海苔、大葉など
具材を入れる順番を少し変えるだけで、ちらし寿司はぐっと華やかで食べやすい仕上がりになります。
前日は煮物や飾り具材まで準備しておくと当日がスムーズ

ちらし寿司は、前日に煮物の具や飾り用の具を準備しておくと、当日は酢飯作りと盛り付けに集中しやすくなります。
特にしいたけ、かんぴょう、れんこんは味をなじませる時間も取れるため、前日仕込みに向いている具材です。
刺身やいくらのように鮮度や見た目を大切にしたい具は、早く盛り付けず、食べる時間まで適した状態で置いておきましょう。
| 前日に準備しやすいもの | 当日に残すこと |
|---|---|
| しいたけ、かんぴょう、れんこんの煮物 | 酢飯作り |
| 錦糸卵、ゆでえび | 具材の最終的な盛り付け |
| 絹さやの筋取り、飾り切りの下準備 | 刺身やいくらをのせる作業 |
しいたけ・かんぴょう・れんこんは前日に煮て冷蔵する
干ししいたけ、かんぴょう、れんこんなどの煮物は、前日に作っておくと味が落ち着き、当日の作業時間を減らせます。
煮上がったら鍋に入れたまま長く置かず、浅い容器などに移して冷まし、粗熱が取れたらふたをして冷蔵庫へ入れます。
れんこんは煮汁に浸したまま保存すると色や風味がなじみやすく、使うときに必要な分だけ取り出せて便利です。
しいたけやかんぴょうは、保存容器に煮汁を少量だけ残しておくと乾きにくいでしょう。
煮物は前日に完成させておくと、当日は切り分けや取り分けだけで使えるため、盛り付け前に慌てにくくなります。
にんじんを花形に抜く場合も、前日に煮ておくと形を整える時間をゆっくり取れます。
ただし、具材を細かく刻む作業まで前日に済ませるかは、仕上げたい見た目に合わせて決めるのがおすすめです。
れんこんやにんじんは、当日に切ると切り口がきれいに見えやすいため、飾り方にこだわりたいときは下ゆでまでにしておく方法もあります。
- 前日に煮ておくもの:しいたけ、かんぴょう、れんこん、にんじん
- 前日に下準備しやすいもの:絹さやの筋取り、紅しょうがの水気切り
- 当日に仕上げたいもの:酢飯、刺身を使う部分の盛り付け
錦糸卵やゆでえびは水分を抑えて保存する
錦糸卵やゆでえびも前日に準備できますが、余分な水分を残さないことがきれいな仕上がりにつながります。
錦糸卵は焼き上がってからしっかり冷まし、細く切ったあとに、清潔な保存容器へふんわり入れて冷蔵します。
温かいうちにふたをすると容器内に水滴が付きやすいため、冷めたことを確認してからしまうと安心です。
ゆでえびは殻をむいたあと、表面の水気をやさしく拭き取ってから保存します。
えびの尾を残す場合は、形が崩れないように重ねすぎず、平らに近い状態で容器へ入れると扱いやすいでしょう。
水っぽい具材をそのまま重ねないことが、ほかの飾り具材の色移りや見た目の乱れを防ぐポイントです。
絹さやは筋を取ってさっとゆでたあと、水気をよく切って保存しておくと、当日は彩りとしてすぐ使えます。
紅しょうがも汁気が多い場合は、使う前に軽く水気を切れるよう、別の小さな容器に分けておくと便利です。
刺身やいくらは早く盛り付けず低温で保管する
刺身やいくらは、前日に寿司の上へ並べず、食べる直前までパッケージの表示に沿って冷蔵庫で保管します。
購入するタイミングは食べる予定に合わせ、できるだけ新しい状態で選ぶと準備しやすいでしょう。
刺身は購入後に何度も取り出したり移し替えたりせず、使う直前に開封するほうが扱いやすいです。
いくらも、盛り付ける分だけを清潔なスプーンで取り分けられるようにしておくと、当日の作業がスムーズです。
冷蔵庫内では、においの強い食品や汁気のある容器と離して置き、容器のふたや包装をきちんと閉じておきましょう。
華やかな具ほど最後に加える予定にしておくと、見た目を整えやすく、食卓に出す時間にも合わせやすくなります。
前日のうちに皿や盛り付け用の容器、菜箸、取り分け用のスプーンまで用意しておけば、当日は刺身やいくらをのせる作業も落ち着いて進められます。
当日は炊きたてのご飯にすし酢を混ぜて酢飯を作る

ちらし寿司の酢飯は、食べる2〜3時間前を目安に、炊きたてのご飯へすし酢を加えて作ると、味がなじみやすくなります。
すし酢を混ぜたあとは切るようにほぐし、人肌程度まで手早く冷ますことが、べたつきにくく仕上げるコツです。
冷めた酢飯は乾燥しやすいため、具を加えるまでの間は濡れ布巾などをふんわりかけておきましょう。
すし酢はご飯が熱いうちに加える
すし酢は、ご飯を炊飯器から出したら、湯気が立つ熱いうちに回しかけます。
温かいご飯に加えることで酢の風味が全体へ広がりやすく、米粒にも味がなじみやすくなります。
ご飯を炊飯器の内釜のまま混ぜると米粒を傷めやすく、すし酢も均一になりにくいため、大きめのボウルや飯台へ移してから混ぜるのがおすすめです。
木製の飯台がない場合は、底が広いステンレス製やガラス製のボウルでも十分に作れます。
炊き上がったご飯は、しゃもじで底からふんわり返すように移すと、余分な蒸気を逃がしやすいでしょう。
すし酢の量は、市販品なら容器に記載された目安に合わせると失敗しにくくなります。
手作りのすし酢を使う場合も、一度に全量を注がず、まずは全体へ回しかけてから味を見て調整すると安心です。
| 作業 | タイミング | 意識したいこと |
|---|---|---|
| ご飯を炊く | 食べる2〜3時間前 | ややかために炊くと扱いやすい |
| すし酢を加える | 炊き上がり直後 | 熱いうちに全体へ回しかける |
| 酢飯を冷ます | すし酢を混ぜた直後 | 切るように混ぜ、手早く温度を下げる |
切るように混ぜながら人肌程度まで冷ます
すし酢を加えたら、しゃもじを縦に入れてご飯を切り分けるように動かします。
次に、底のご飯を上へ返す動きを繰り返すと、米粒をつぶしにくく、すし酢もなじみやすくなります。
練るように何度も混ぜると粘りが出やすいため、しゃもじで押しつけないことが大切です。
うちわであおぐ場合は、一か所だけに風を当て続けず、全体へやさしく風を送ります。
混ぜる人とあおぐ人に分かれるとスムーズですが、一人で作るときは、数回混ぜてから軽くあおぐ作業を繰り返せば大丈夫です。
目安は、湯気が落ち着き、手で触れて熱すぎない人肌程度になった状態です。
熱いまま次の作業へ進むと、食材の状態や仕上がりに影響することがあるため、急がず温度を確認しましょう。
- しゃもじは立てるように入れ、米粒を切るように動かします。
- ご飯の底と上を入れ替えるように、ふんわり返します。
- 表面がべたつくときは、混ぜすぎていないか確認します。
- 湯気が強く残っている間は、もう少し広げて冷まします。
乾燥しないよう濡れ布巾などをかけておく
酢飯が人肌程度まで冷めたら、表面が乾かないように濡らして固く絞った清潔な布巾をふんわりかけます。
布巾はご飯へ強く押しつけず、空気を少し含ませるようにかけると、表面に跡が付きにくくなります。
ラップをぴったり密着させると水滴が付きやすいこともあるため、短時間の置き時間には濡れ布巾が便利です。
室温が高い時期や、すぐに食べない場合は、置く場所の温度に気を配り、長時間そのままにしないようにしましょう。
酢飯を広げたまま放置すると、端から硬くなって食感が変わりやすくなります。
作業の合間にも表面の状態を見て、布巾が乾いてきたら再び湿らせて固く絞り直すと、やわらかな状態を保ちやすくなります。
酢飯に混ぜる具は煮汁を切り、しっかり冷ましてから加える

ちらし寿司の混ぜ込み具は、煮汁を十分に切り、酢飯と近い温度まで冷ましてから加えるのがきれいに仕上げるコツです。
水分が多いまま、または熱いまま混ぜると、酢飯がべたついたり米粒がつぶれたりしやすいため、具の状態を整えてからやさしく混ぜましょう。
混ぜ込み具には、しいたけ、かんぴょう、にんじん、れんこん、油揚げなど、甘辛く煮た食材がよく使われます。
具材の種類が多いときも、すべてを一度に入れるのではなく、少しずつ広げながら加えると偏りにくくなります。
温かい具を入れるときは酢飯との温度差を小さくする
煮たばかりの具は、湯気が落ち着くまで広げて冷ますことが大切です。
熱い具を酢飯へ加えると、米の表面がやわらかくなりすぎたり、具の水分が出やすくなったりすることがあります。
目安としては、具に触れて熱さを強く感じず、ほんのり温かいか常温に近い状態まで冷ましておくと扱いやすいでしょう。
冷蔵庫で冷やしていた具を使う場合も、冷たすぎるまま大量に加えるより、短時間だけ室温に置いて酢飯との温度差を小さくすると、全体がなじみやすくなります。
ただし、室温が高い日には長く出したままにせず、作業できる分だけ取り分けると安心です。
| 具の状態 | 酢飯に加える前のひと工夫 |
|---|---|
| 煮たてで湯気がある | バットや皿に広げ、湯気が落ち着くまで冷ます |
| ほんのり温かい | 煮汁が残っていないか確認してから加える |
| 冷蔵庫から出したばかり | 必要な分だけ取り出し、極端な冷たさを避ける |
具の水分を抑えて酢飯がべたつくのを防ぐ
煮物の煮汁や、しいたけから出る水分は、酢飯の食感を変えやすいため、加える直前にもう一度しっかり切ります。
ざるに上げるだけでなく、具を軽く広げて数分置くと、余分な煮汁が落ちやすくなります。
煮汁を吸いやすいかんぴょうや油揚げは、汁気が残りやすいので、清潔なペーパーでそっと押さえる程度に水分を取る方法も便利です。
強く絞りすぎると、具の形が崩れたり味が抜けたように感じたりするため、表面の余分な汁を取るイメージで十分です。
れんこんやにんじんなど、食感を残したい具は、煮崩れしていないかも確認しておくと、混ぜたあとも見た目が整います。
- 具の底に煮汁がたまっていないかを見る
- しいたけは傘の内側にも汁が残っていないか確認する
- かんぴょうは長いままにせず、食べやすい長さに切る
- 具を加える直前まで、広げた状態で置いておく
水分を抑えた具を使うと、酢飯のつやや粒感を残しやすく、味もぼやけにくくなります。
ご飯をつぶさないよう全体へ均等に混ぜる
具を混ぜるときは、酢飯の上へ一か所にまとめて置かず、全体に散らすように加えます。
そのあと、しゃもじを底から入れて、具とご飯を持ち上げるように返すと、米粒をつぶしにくくなります。
- 酢飯の半量程度に具を広げてのせる
- しゃもじで底からすくい、上へ返す
- 残りの具を加え、同じように数回返す
- 具の偏りを見て、必要な部分だけをやさしく整える
混ぜる回数が多すぎると粘りが出やすいため、全体に具が行き渡ったら混ぜ終えるくらいがちょうどよいでしょう。
特にしいたけやにんじんなど色の濃い具は、最後に偏りがないかを見ると、取り分けたときも華やかです。
具の量が多い場合は、酢飯を二回に分けて混ぜると、無理に力を入れずふんわり仕上げやすくなります。
上に飾る具は食感と見た目に合わせて盛り付ける

上に飾る具は、酢飯が冷めてからのせるものと、食べる直前にのせるものに分けると、きれいに仕上がります。
錦糸卵やゆでえびは酢飯の熱が落ち着いてから、刺身やいくら、海苔や大葉は最後のタイミングで加えるのがおすすめです。
具材の色や高さを意識して中央から外側へ広げるように盛り付けると、特別な器でなくても華やかなちらし寿司になります。
| 飾り具材 | のせるタイミング | 盛り付けのポイント |
|---|---|---|
| 錦糸卵・ゆでえび | 酢飯が冷めてから | 広く散らして、全体を明るく見せる |
| 刺身・いくら | 食べる直前 | 中央や目立つ位置にのせて華やかにする |
| 海苔・大葉 | 仕上げの最後 | 食べる量に合わせてふんわり添える |
錦糸卵やゆでえびは酢飯が冷めてからのせる
錦糸卵やゆでえびは、酢飯の表面に手をかざして熱さを感じにくくなってから盛り付けます。
温かさが残るうちにのせると、錦糸卵がしんなりしやすく、ゆでえびの色合いもやや落ち着いて見えることがあります。
酢飯を冷ましてから飾るだけで、具材それぞれの質感が伝わりやすくなります。
錦糸卵は、酢飯の全面を覆うようにたっぷり散らしても、中央にふんわりこんもりとのせても素敵です。
細く切った錦糸卵を使う場合は、一度にまとめて置かず、指先でほぐしながら散らすと軽やかに仕上がります。
ゆでえびは尾の向きをそろえたり、放射状に並べたりすると、取り分ける前の見た目が整います。
えびを並べる場所をあらかじめ決めておくと、あとから加える刺身やいくらのための余白も残しやすいです。
- 錦糸卵は、菜箸でふんわり持ち上げてからのせる。
- ゆでえびは、赤い色が見える向きで置く。
- 黄色と赤色が一か所に集まりすぎないよう、全体の色合いを見る。
- 器のふち近くには具を詰め込みすぎず、少し余白を残す。
刺身やいくらは食べる直前にのせる
刺身やいくらを飾る場合は、食卓へ出す直前にのせると、つややかな見た目と食感を楽しみやすくなります。
刺身は切り身を平らに広げるよりも、少し重ねたり、端を立てるように置いたりすると立体感が出ます。
まぐろやサーモンなど色の異なる刺身を使うときは、同じ種類をかためて並べるより、色が交互に見えるよう配置すると華やかです。
いくらは小さじなどで少量ずつすくい、中央や刺身の近くにこんもりとのせると、つぶれにくくきれいにまとまります。
いくらを広範囲に散らしすぎると、取り分ける際に偏りやすいため、数か所に分けてのせるくらいが扱いやすいでしょう。
刺身やいくらが主役になるちらし寿司では、錦糸卵やえびを控えめにして、見せたい具材のための空間を作るのもひとつの方法です。
- 冷めた酢飯の表面を、しゃもじで軽くならす。
- 錦糸卵やゆでえびを先に配置する。
- 刺身を中央からバランスよくのせる。
- いくらを彩りのアクセントとして加える。
海苔や大葉は最後に加えて風味を保つ
刻み海苔や大葉は、盛り付けのいちばん最後に加えると、香りと色味を活かしやすくなります。
海苔は早めにのせると酢飯の水分になじみやすいため、食べる量に合わせて仕上げに散らすのが向いています。
刻み海苔は中央にふわっとのせると上品に見え、全体に薄く散らすと具材の色をほどよく引き立てます。
大葉は千切りにして散らしても、細切りをひとまとめにして添えても、さわやかな印象を加えられます。
大葉を使うときは水気をやさしく取ってから切ると、酢飯の上でまとまりやすくなります。
最後に器を少し離して見て、色の偏りや具の重なりを整えると、手作りでも見映えのよい一皿になります。
完成後は具材に合わせて温度管理し、できるだけ早めに食べる

ちらし寿司は、完成したら具材に合った温度で保管し、できるだけその日のうちに食べきるのが基本です。
生ものがなくても常温に長く置かず、刺身やいくらを使った場合は冷蔵庫で保管して早めに楽しみましょう。
食べきれない分は、酢飯と具材を分けて保存すると、風味や食感が変わりにくくなります。
生ものを使わない場合も長時間の常温放置を避ける
しいたけやかんぴょう、錦糸卵、ゆでえびなどを使ったちらし寿司も、完成後に室温へ置きっぱなしにするのは避けましょう。
酢飯には酢が入っていますが、常温で長く置いてよいという意味ではありません。
とくに気温が高い時期や暖房の効いた部屋では、食卓に出す時間を短めにすることが大切です。
食べる直前まで冷蔵庫に入れておき、食べる分だけ器に盛り付けると扱いやすくなります。
冷蔵庫から出したばかりの酢飯は少しかたく感じることがあるため、食べる少し前に取り出しておくとよいでしょう。
ただし、温めるために長く室温へ置くのではなく、食事の準備が整う頃に出すくらいを目安にします。
- 食卓に出すのは食べる分だけにする。
- 取り分けには清潔なしゃもじや菜箸を使う。
- 長く並べていた分を、保存容器へ戻すことはできるだけ避ける。
- 見た目やにおいに違和感がある場合は、無理に食べない。
刺身やいくらを使うちらし寿司は冷蔵し早めに食べる
刺身やいくらをのせたちらし寿司は、完成したらすぐに冷蔵庫で保管し、早めに食べるようにします。
魚介類は温度の影響を受けやすいため、常温で飾ったまま待たせるより、食べる直前に取り出す方法が安心です。
来客や家族の食事時間がずれる場合は、酢飯だけを先に用意し、刺身やいくらは食べる分ごとにのせると管理しやすくなります。
購入した刺身やいくらは、パッケージに記載されている保存方法や期限も確認してください。
冷蔵庫内では、においの強い食品の近くを避け、ふた付きの容器やラップで乾燥を防ぐと風味を保ちやすくなります。
| 使う具材 | 完成後の扱い方 |
|---|---|
| 刺身・いくら | 冷蔵庫で保管し、食べる直前に出して早めに食べます。 |
| 卵・ゆでえび・加熱した具 | 常温に長く置かず、食べるまで冷蔵庫で保管します。 |
| きゅうり・大葉などの生野菜 | 水分が出やすいため、できれば食べる直前に加えます。 |
余った酢飯と具材は分けて保存する
ちらし寿司が余ったときは、できれば酢飯と上にのせた具材を分けてから保存します。
具材をのせたままにすると、野菜や刺身から出る水分で酢飯がべたつきやすくなります。
また、海苔や大葉は時間がたつとしんなりしやすいため、残す場合は取り分けておくのがおすすめです。
酢飯は浅めの保存容器に入れ、表面に密着するようラップをかけてからふたをします。
加熱した具材も別容器に入れ、十分に冷めてから冷蔵庫へ入れましょう。
刺身やいくらが残った場合は、状態を見ながら購入時の表示を優先し、翌日以降へ持ち越さないほうが無難です。
冷凍する場合は向いている具材だけを選ぶ
冷凍するなら、加熱済みで水分が出にくい具材を選ぶと、解凍後も使いやすくなります。
たとえば、甘辛く煮たしいたけやかんぴょう、にんじんなどは、小分けにして冷凍しやすい具材です。
一方で、刺身、いくら、きゅうり、大葉、刻み海苔は、解凍後に食感や見た目が変わりやすいため、ちらし寿司用の冷凍には向きにくいでしょう。
酢飯も冷凍できますが、解凍するとやや水っぽくなったり、粒感が変わったりすることがあります。
華やかなちらし寿司として楽しみたいときは、酢飯は冷蔵保存にとどめ、具材だけを冷凍する方法が取り入れやすいです。
冷凍した具材は、使う前日に冷蔵庫へ移してゆっくり解凍し、解凍後は再冷凍を避けて早めに使い切りましょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- ちらし寿司は、食べる2〜3時間前を目安に作り始めると進めやすいです。
- しいたけやかんぴょう、れんこんなどの煮物は前日に準備しておくと安心です。
- 当日は炊きたてのご飯にすし酢を混ぜ、手早く人肌程度まで冷まします。
- 酢飯に混ぜる具は、煮汁をよく切って冷ましてから加えます。
- 錦糸卵やゆでえびは酢飯が冷めてから、刺身やいくら、海苔は食べる直前にのせます。
- 完成後は具材に合わせて温度管理し、できるだけその日のうちに楽しみましょう。
ちらし寿司は、具材ごとのタイミングを少し意識するだけで、味も見た目もぐっと整いやすくなります。
前日に煮物や飾り具材を用意しておけば、当日は酢飯を作って盛り付けるだけなので、気持ちにもゆとりが生まれます。
色合いのよい具を少しずつ並べれば、特別な技術がなくても華やかな一皿になります。
家族との食事や季節のイベントに合わせて、好きな具材で自分らしいちらし寿司を楽しんでみてください。
