鶏肉には様々な珍しい部位がありますが、今回は「エンガワ」に焦点を当てて解説します。
通常、「エンガワ」とは魚のカレイで使われる言葉で、牛肉では腹部の筋肉と脂肪の間に位置する部分を指します。
では、鶏肉における「エンガワ」は一体どの部位を指すのでしょうか。
鶏肉の珍部位「エンガワ」の魅力
鶏のエンガワ部位は砂肝の外側に位置しています。
以前は料理の際に除かれることが多かったこの部分ですが、その珍しさから最近では多くのメニューで見かけるようになりました。
この部位を供するには複数の鶏が必要とされることもあり、その希少性が増しています。
この部位の正体は?
エンガワは砂肝の外側を指し、プリプリとした独特の食感が魅力です。
砂肝自体は鶏の消化器官の一部で、食物を粉砕する機能があります。
◆カロリー情報◆
エンガワのカロリーは砂肝と同じくらいで、おおよそ100g当たり94kcalです。
これにより、他の焼き鳥の部位に比べて低カロリーな選択肢となっています。
脂質内容
具体的な数値は明らかにされていませんが、砂肝に含まれる脂質が約1.44g/100gであるため、エンガワも低脂質であると考えられます。
味わいの特徴
エンガワはコリコリとした食感が特徴で、特にクセがなく幅広い年齢層から支持されています。
焼き鳥で楽しむ際は、塩と七味唐辛子を加えることでさらに豊かな風味が引き立ちます。
焼き鳥の目を引く特別な部位
焼き鳥には、一般にはあまり知られていない多くの部位があります。
今回は、その中でも特に珍しい部位をいくつか選んで紹介します。
ぼんじり
ぼんじりは鶏の尾の周辺部分から取られる非常に希少な部位です。
脂肪が豊富で濃厚な風味があり、肉質は柔らかく緻密です。
きんかん
きんかんは鶏の未熟な卵黄と卵巣のことで、小さな球形をしています。
普通は「ちょうちん」という名前で焼き鳥のメニューに登場し、その特有の食感が人気です。
かしら
通常「かしら」とは豚の頭肉を指す言葉で、鶏肉にこの用語は使われません。
豚のかしらは内臓に近い部位で、淡白な味わいとしっかりした食感が特徴です。
げんこつ
げんこつは鶏の膝周辺の軟骨を指します。
この部位はコリコリした食感で知られており、味は比較的淡白です。
はつ
はつは鶏の心臓のことで、その独特の弾力が特徴です。
高タンパク質で健康にも良いとされ、焼き鳥では通常、シンプルな塩味で提供されることが多く、プリプリとした食感が楽しめます。
砂肝
砂肝は鶏の消化器官の一部で、固めの食感が特徴です。
この部位の名前は、鶏が消化を助けるために摂取した砂が関係していることから来ています。
焼き鳥での調理では、そのコリコリとした食感が愛好者から高く評価されています。
せせり
せせりは鶏の首肉を指し、柔らかくジューシーな食感が魅力です。
適度な脂肪が含まれており、食べ進めるにつれて風味が増すため、焼き鳥で特に人気の部位です。
その繊細な風味と柔らかさから、特に女性に人気がある部位です。
まとめ
この記事で取り上げたのは、「エンガワ」という部位です。
エンガワは砂肝の外側に位置し、そのユニークな食感と豊かな風味が魅力です。
次に焼き鳥を注文する機会があれば、「エンガワ」を選んで新しい味覚の体験をしてみるのもおすすめです。