しかし、長く使っていると手垢や皮脂、ボールペン、油性ペン、印刷物の色移りなど、さまざまな汚れが目立つようになります。
特に透明なビニール製デスクマットは汚れや変色が目につきやすく、「拭いても汚れが落ちない」「何を使って掃除すればいいの?」と困ることもあるでしょう。
デスクマットの汚れを落とすときに大切なのは、いきなり強い洗剤や薬剤を使わないことです。
まずは水拭きなどの負担が少ない方法から試し、それでも落ちない場合に汚れの種類に合わせた方法を試していきましょう。
この記事では、ビニール製デスクマットについた汚れの落とし方を、汚れの種類別にわかりやすく紹介します。
デスクのビニールマットについた汚れの落とし方【早見表】
まずは、デスクマットについた汚れに対して、どの方法を試せばよいのか確認してみましょう。
| 汚れ・症状 | まず試したい方法 |
|---|---|
| ホコリ・軽い汚れ | 水拭き |
| 手垢・皮脂・油汚れ | 薄めた中性洗剤 |
| 鉛筆 | 消しゴム |
| ボールペン・インク | 水拭きから試し、落ちない場合は素材を確認して対処 |
| 油性ペン・マジック | 素材を確認したうえでエタノールなどを慎重に試す |
| コピー・プリントの色移り | 水拭きから試し、転写の程度を確認 |
| シール・テープの粘着跡 | 中性洗剤や使用可能なシール剥がし剤 |
| 黄ばみ | 表面の汚れか素材そのものの変色か確認 |
| ベタつき | 薄めた中性洗剤で拭いて状態を確認 |
同じように見える汚れでも、原因によって適した掃除方法は異なります。
落ちないからといって最初から強い薬剤を使用したり、強くこすったりすると、デスクマットを傷めてしまう可能性があります。
基本は「優しい方法から試す」と覚えておきましょう。
デスクマットを掃除する前に素材と汚れを確認しよう
デスクマットを掃除する前に確認しておきたいのが、マットの素材と汚れの種類です。
素材によっては薬剤などの影響を受ける可能性があるため、何でも同じ方法で掃除できるわけではありません。
ビニール・PVC(軟質塩化ビニール)製か確認する
透明なデスクマットには、軟質塩化ビニール(PVC)が使われているものが多くあります。
PVC製のデスクマットは耐久性や防水性があり、机を保護する用途に便利ですが、薬剤によって変色や変質を起こす可能性があります。
掃除する前に商品の取扱説明書やメーカーの注意事項を確認し、使用できない洗剤や薬剤が指定されていないか確認しましょう。
素材が分からない場合は、強い薬剤を使用しないほうが安心です。
汚れの種類を確認する
デスクマットには、次のような汚れがつくことがあります。
- ホコリ
- 手垢や皮脂
- 鉛筆
- ボールペン
- 油性ペンやマジック
- 食べ物などの油汚れ
- シールやテープの粘着跡
- コピーやプリントのインク移り
まずは何によってついた汚れなのかを思い出してみましょう。
原因が分かれば、必要以上に強い掃除方法を試さずに済みます。
目立たない場所で試してから掃除する
洗剤やエタノール、シール剥がし剤などを使用するときは、いきなり目立つ場所へ使用しないようにしましょう。
まずデスクマットの端など、目立たない部分で少量を試します。
変色、白化、べたつき、表面の変化などが起きないことを確認してから汚れた部分へ使用すると安心です。
デスクマットの汚れ別の落とし方
ここからは、デスクマットにつきやすい汚れごとに落とし方を紹介します。
基本的には水拭きなどから始め、落ちなければ次の方法を検討してください。
ホコリや軽い汚れは水拭きする
ホコリや軽い汚れであれば、まず水拭きを試しましょう。
準備するものは、柔らかい布やティッシュなどです。
- 柔らかい布を水で濡らし、しっかり絞ります。
- 汚れている部分を優しく拭きます。
- 最後に水分が残らないように乾いた柔らかい布で拭き取ります。
軽い汚れであれば、洗剤を使わなくても落とせることがあります。
手垢・皮脂・油汚れは中性洗剤で落とす
水拭きだけでは落ちにくい手垢や皮脂、油汚れには中性洗剤を試してみましょう。
準備するものは次のとおりです。
- 台所用中性洗剤
- 柔らかい布
- 水
中性洗剤を水で薄め、柔らかい布に含ませて固く絞ります。
汚れている部分を優しく拭いたら、水拭きして洗剤を取り除きます。
最後に乾いた布で水分を拭き取ってください。
洗剤成分が残らないようにすることも大切です。
鉛筆汚れは消しゴムで優しく落とす
鉛筆の跡であれば、消しゴムで落とせることがあります。
ただし、力を入れてゴシゴシこするのは避けましょう。
汚れている部分を消しゴムで軽くこすり、汚れが取れたら消しゴムのカスを取り除きます。
最後に柔らかい布で水拭きして仕上げます。
ボールペンやインク汚れの落とし方
ボールペンやインクの汚れは、時間が経過すると落ちにくくなることがあります。
まずは水拭きを行い、それで落ちなければ薄めた中性洗剤を試しましょう。
それでも残る場合は、デスクマットの素材やメーカーの注意事項を確認したうえで、エタノールなどが使用できるか判断します。
エタノールを使用できる場合でも、目立たない場所で変化がないことを確認してから少量ずつ試してください。
インクが素材の内部まで入り込んでいる場合は、完全に取り除けないこともあります。
油性ペン・マジックの汚れの落とし方
油性ペンやマジックは水だけでは落ちにくい汚れです。
最初に中性洗剤を試し、それでも落ちない場合は、素材が対応していることを確認してからエタノールなどを検討します。
使用する場合はティッシュやコットンなどに少量含ませ、汚れた部分へ使用します。
強くこすったり、大量に使用したりしないようにしましょう。
汚れが取れた後は水拭きを行い、成分が残らないように仕上げます。
コピーやプリントのインク移り・色移りの落とし方
透明なデスクマットでは、マットの下にコピー用紙やプリントなどを挟んで使用することがあります。
そのため、印刷された文字や写真などがデスクマットへ移ってしまうことがあります。
まずは柔らかい布で水拭きし、表面についている汚れか確認してください。
落ちない場合は中性洗剤など、マットに使用できる方法を試します。
ただし、印刷物のインク成分がビニール内部へ浸透している場合は、表面を拭くだけでは取り除けないことがあります。
無理に落とそうとして強くこすったり、強い溶剤を使用したりするとマットを傷める可能性があるため注意してください。
シールやテープのベタベタ・粘着跡の落とし方
シールやセロハンテープなどを剥がした後に、粘着剤が残ることがあります。
まずは中性洗剤など、マットへの負担が少ない方法から試してみましょう。
それでも落ちない場合は、デスクマットの素材に使用できるシール剥がし剤を検討します。
使用する場合は商品の注意事項を確認し、目立たない場所で試してから使用してください。
粘着剤が柔らかくなったら優しく拭き取り、最後に水拭きして仕上げます。
頑固な汚れには重曹やメラミンスポンジも使える?
水拭きや中性洗剤で落ちないと、重曹やメラミンスポンジを使いたくなるかもしれません。
ただし、こうした方法はデスクマットの表面に影響を与える可能性があります。
何を使ってもよいわけではないため、素材や商品の注意事項を確認してから判断しましょう。
重曹・セスキ炭酸ソーダを使う場合
重曹やセスキ炭酸ソーダは、油汚れなどの掃除に利用されることがあります。
ただし、デスクマットの素材や表面加工によっては適さない可能性があります。
使用する場合はメーカーの注意事項を確認し、目立たない場所で試してから使用してください。
また、重曹を粉のまま強くこすると表面を傷つける可能性があるため注意しましょう。
メラミンスポンジ・アクリルたわしを使う場合
メラミンスポンジやアクリルたわしは、頑固な汚れを落とすときに便利ですが、こすることで表面に細かな傷がつく可能性があります。
特に透明なデスクマットは細かな傷によって曇って見えることがあります。
使用する場合は目立たない場所で試し、強くこすらないようにしてください。
エタノールを使う場合
インクなどの汚れにエタノールを使う方法もあります。
ただし、素材によっては変色や変質などにつながる可能性があります。
必ず商品の取扱説明書やメーカーの注意事項を確認してください。
使用できる場合でも、ティッシュやコットンなどへ少量含ませて目立たない場所で試し、問題がなければ汚れた部分へ使用します。
使用時は十分に換気し、火気の近くでは使用しないよう注意してください。
デスクマットの黄ばみは汚れ?落とせない場合もある
透明なビニールデスクマットを長く使っていると、黄色っぽく見えることがあります。
しかし、黄ばみのすべてが表面の汚れとは限りません。
表面の汚れによる黄ばみ
手垢や皮脂、油などが蓄積することで、デスクマットが黄色っぽく汚れて見えることがあります。
この場合は、まず水拭きや薄めた中性洗剤による掃除を試してみましょう。
汚れが原因であれば、掃除によって見た目が改善する可能性があります。
素材そのものが変色している黄ばみ
掃除しても黄ばみが変わらない場合は、表面の汚れではなく素材そのものが変色している可能性があります。
長期間使用したビニール製品は、使用環境や経年変化などによって見た目が変化することがあります。
素材自体が変色している場合、表面をいくら拭いても元の透明な状態には戻せないことがあります。
落ちないからといって強い薬剤を使ったり、研磨したりするのは避けましょう。
デスクマットがベタベタする原因と対処法
デスクマットを触ったときにベタベタする場合も、原因を確認してから対処しましょう。
手垢や皮脂などの汚れによるベタつき
手で触れる機会が多いデスクマットには、皮脂などの汚れが少しずつ付着します。
皮脂などが原因の場合は、薄めた中性洗剤を含ませた柔らかい布で優しく拭きます。
その後、水拭きで洗剤を取り除き、乾いた布で水分を拭き取ります。
拭いてもベタつきが取れない場合
中性洗剤で丁寧に掃除してもベタつきが改善しない場合は、単なる表面汚れではない可能性があります。
軟質PVCには柔軟性を持たせるための可塑剤が使われることがあり、経年変化などによって表面の状態が変わることがあります。
何度拭いてもベタつきが戻る場合は、強い薬剤を次々と試すよりも、マット自体の劣化も疑いましょう。
使用年数や状態によっては買い替えを検討するのも一つの方法です。
デスクマットの掃除でやってはいけないこと
汚れが落ちないと、強い薬剤や力を使って落としたくなります。
しかし、汚れを落とすことよりもマットを傷めてしまう可能性があるため注意が必要です。
シンナーやベンジンなどの強い溶剤を安易に使わない
シンナーやベンジンなどの有機溶剤は、ビニール製デスクマットを変色・変質させる可能性があります。
「頑固な汚れだから強い溶剤を使えば落ちる」と考えて安易に使用しないようにしましょう。
特に素材やメーカーが分からないデスクマットでは避けたほうが安心です。
メラミンスポンジなどで強くこすらない
メラミンスポンジや研磨作用のあるものを強くこすると、デスクマットに細かな傷が入る可能性があります。
透明なマットでは傷によって白っぽく曇って見える場合もあります。
落ちない汚れを力任せにこすらないようにしましょう。
薬剤をいきなり広範囲に使用しない
薬剤を使用する場合は、必ず目立たない場所から試しましょう。
一部分で変色や変質などが起こらないことを確認してから使用します。
また、必要以上に大量の薬剤を使用しないことも大切です。
薬剤を使うときは換気などの安全対策をする
エタノールやシール剥がし剤などを使用するときは、商品の注意事項に従ってください。
十分に換気し、皮膚や目に入らないよう注意します。
また、エタノールなど引火性のあるものを使用するときは火気を避けましょう。
何をしてもデスクマットの汚れが落ちないときは?
水拭き、中性洗剤などを試しても、どうしても落ちない汚れがあります。
その場合は「もっと強くこすれば落ちる」と考えるのではなく、なぜ落ちないのかを考えてみましょう。
インクがマット内部まで浸透している
ボールペンや印刷物などのインク成分がデスクマット内部まで入り込んでいると、表面を拭いても完全には除去できないことがあります。
この状態では、表面だけを掃除しても汚れが残って見えます。
強い薬剤を使用すれば必ず落とせるわけではないため、無理な掃除は避けましょう。
黄ばみや変色など素材自体が劣化している
長く使っているデスクマットの場合、汚れではなく素材そのものが変色していることがあります。
この場合も通常の掃除では改善できない可能性があります。
「掃除しても黄色いまま」という場合は、表面の汚れではなく経年変化も疑ってみてください。
無理に落とそうとせず買い替えも検討する
何度掃除しても取れない汚れや黄ばみ、ベタつきがあり、使用にも支障が出ている場合は買い替えを検討しましょう。
強い溶剤を使用したり、研磨剤で何度もこすったりしてマットを傷めるより、新しいものへ交換したほうが安全な場合があります。
デスクマットを汚れにくくするお手入れ方法
一度きれいにしたデスクマットは、普段のお手入れによって汚れの蓄積を防ぎやすくなります。
汚れは気づいたときに早めに拭き取る
インクや油などの汚れは、長時間放置すると落としにくくなることがあります。
汚れに気づいたら、できるだけ早めに拭き取りましょう。
定期的に水拭きする
目立つ汚れがなくても、デスクマットにはホコリや手垢などが付着しています。
定期的に柔らかい布で水拭きしておけば、汚れが蓄積するのを防ぎやすくなります。
印刷物を長期間密着させない
透明なデスクマットの下に書類や写真などを挟んでいる場合は、同じ印刷物を長期間密着させたままにしないよう注意しましょう。
印刷面を長期間密着させることで、条件によっては色移りなどにつながる可能性があります。
ときどき状態を確認しておくと安心です。
掃除後は洗剤や水分を残さない
中性洗剤などを使用した後は、水拭きして洗剤成分を取り除きましょう。
さらに乾いた柔らかい布で水分を拭き取り、十分に乾かします。
掃除した後まで丁寧に仕上げることが、デスクマットをきれいに使い続けるポイントです。
まとめ|デスクマットの汚れは種類に合わせて優しく落とそう
ビニール製デスクマットの汚れを落とすときは、まず汚れの種類とマットの素材を確認しましょう。
ホコリなどの軽い汚れなら水拭き、手垢や皮脂などには薄めた中性洗剤というように、負担の少ない方法から試すのが基本です。
ボールペンや油性ペン、印刷物の色移りなど、落ちにくい汚れについては素材を確認したうえで慎重に対処してください。
また、黄ばみやベタつきは単なる汚れではなく、マットそのものが変化している場合もあります。
何をしても落ちないからといって、強い溶剤を使ったり力任せにこすったりするのはおすすめできません。
日頃から汚れを早めに拭き取り、定期的にお手入れすることで、デスクマットを清潔な状態で使いやすくなります。

